骨董市へ通い、日本の古物にはまっていくまでを書こうと思っていたものの、話がだいぶ逸れてきた。さらに日本の古物に興味を持ち、そこを掘り下げようとすると「ヤベー、実はそんなに書くことがねー。」ということにも3回目にして気づいてしまった。「どうしよう。。」でも、せっかくの機会なのでグラフィックデザイナーを生業とし、どうやってここまでやってきたのか、gaimgraphicsとしての歩みなんかも引き続き書いてみようと思う。
ロンドンへ展示(という名目の旅行)へ行ったのは確か25歳になる歳の、まだ誕生日が来る前だったので厳密には24歳の2月とかのとても寒い時期だったと思う。実際にロンドン滞在時には大雪の日なんかもあった。ギャラリーは今もあるのかどうか分からないけど、ロンドンの西側のノッティングヒル近くの『eclectic』という場所だった。割と閑静な場所に位置し、穏やかで落ち着いた印象の記憶がある。そのギャラリーで当時ワーホリでgaimgraphicsの代表の村上の友人のヒロシくんが働いていて、その誘いで展示ができる事になっていた。こーゆー仕事をやっていればきっと海外で展示をするのは憧れの行為の一つだと思うんだけど、それがいきなり経験できてしまった。とはいえ、ちゃんと現地の人に観てもらえるのだろうか? とロンドンに着いてもなお半信半疑だった。ただメンバー4人での展示だったので、「まぁ、なんとかなるっしょ。」という楽観的なムードではあった。滞在中はヒロシくんが住むシェアハウスの空いている部屋を借りた。ヒロシくんのおかげでローカルなスポットに色々と連れていってもらえた(もちろんアンティークマーケットにも)。前回は駆け足でのロンドン滞在だったのに比べ、今回はずっとロンドンにいれたのでだんだんと生活にもリズムが出て、ロンドンに馴染んでいくような気分がした。3週間ほどの短い期間だったが、リアルなロンドンライフを経験できたのは財産だ。目的である展示に関してと言えば、つづく…
写真はLIKE THIS SHOPでも2度ほど入荷した木彫りの水兵さんのニューフェイス。この一刀彫りの水兵さんはフランスが発祥でその後世界中でお土産として作られたそうです。産地は不明ですが、素朴で味わいがあってサイズ感もジャスト。表情もグッド。
VINTAGE OBJECTS
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