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日々骨董市へ。通うまで。⑥

 ロンドンから帰ってきて、いつもの日常に戻った。ロンドンでの短くも濃い経験がとても色鮮やかで、いつか海外で仕事ができるようになりたいなとぼんやり思っていたと思う。きちんと説明をせず書き始めてしまったので、改めて整理をすると、LIKE THIS SHOPを運営する僕らは元々はgaimgraphicsというグラフィックデザインの会社をやっています。遡ると、東京造形大学という美術の大学で出会い、ヒマを持て余していたのでgaimgraphicsをノリの延長で結成しています。DJや音楽をやっている友人が多かったので、フライヤーやTシャツ、CDジャケのデザインなどを頼まれそんなことを学生の間続けていました。学生をやりながら、各々がデザイン事務所や出版社、編集プロダクションなどでバイトをし、週末集まりgaimgraphicsとして依頼を受けている仕事をする。そんな学生生活でした。卒業のタイミングで就職するメンバーもいたけど、gaimgraphicsとしていずれデザイン会社を作ろうと続けた4人で、ロンドンから帰国した後にきちんと法人化をしました。なので、いわゆる就職活動というものを僕らは経験していません。時代は超がつくほどの就職氷河期ってやつだったはずです。

 なんだかんだあって、ロンドンから遅れて帰国したヒロシくんが飲食業を、僕らがデザイン業という形で、今のオフィスを構える世田谷区の代田橋に倉庫を改装して居場所を作った。1Fにカフェ、2Fにデザイン事務所という形で法人化してスタート。僕は退路を絶って、マガジンハウスを退社(バイトみたいなもんだったけど)。この時、25歳。今思うとだいぶ無謀だなぁ。なんせ、別にグラフィックデザイナーとしての実績なんてなんにも無いし、仕事も無いし、コネも無いし、お金も無いし。ただ、ひたすら自由を手に入れた感覚はあって。そんな始まりの会社が15年も続くだなんて正直、思ってもいなかった。そういう意味ではサバイバル能力は比較的高いと思う。その後、大学時代からの仲間も増え、現在7人体制。結婚をしたり、子供が生まれたり、15年もやっていればそりゃ色々経て。そういった仕事と人生の流れの中で、デザイン会社という受注あっての仕事以外に、自分たちから発信できることをイチからやっていこうと、LIKE THISやLIKE THIS SHOPが始まった。なので、デザインの仕事に比べるとLIKE THISの動きはまだまだ発展途上だし、やれていないことがまだまだある!って感じです。

 写真の木製の六角柱は、長野県上田市の蘇民将来符。「大福」「長者」「蘇民」「将来」「子孫」「人也」とそれぞれの面に記されている。上田の信濃国分寺で1月7日、8日に頒布されるもの。厄除けの護符であり、朱と黒の文字のグラフィカルな表情と、ストイックなフォルムとが織りなすハーモニーがとても見ていて心地いい。

VINTAGE OBJECTS
https://likethissshop.myshopify.com/collections/vintage-objects

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