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日々骨董市へ。通うまで。④

 初めての海外での展示、それもロンドンという事で、期待よりも不安の方がまさっていた。普通に考えて、無名の日本人の展示をわざわざ時間を割いて観るのだろうか? と思っていた。行ったメンバーはどう思っていたのかは分からないけど、そんな感じだった。それでも展示が決まったことで、やるべき目標をかかげ中途半端にだけはなりたくなかったので、その当時できる限り作品に向き合ったし、準備にも時間はかけた。展示の設営が終わり、展示開始の日の夜にレセプションパーティーが行われた。ギャラリーの関係者や友人に声をかけていてくれたらしく、思っていた以上に人が集まってくれて盛り上がった。通りすがりの人も入ってくれ、すごく感動したのを覚えている。僕らは英語はほとんど話せないけど、バイブスでなんとかなったような気がする。

次の日からは通常営業で基本的には穏やかな感じだった。僕らは設営も終わり時間を持て余していたので、交代でギャラリーにいる人と適当に街をブラつく人を分けそれぞれの時間を過ごした。ギャラリーにいて意外だったのが、普通にそこらへんのおじさんやおばさんが入ってきて、絵を眺めていくことだった。なんなら質問をした上で作品を買っていくのだ。これは意外というよりももはや驚きだった。自分に置き換えてみると、例えば表参道などを歩いていて小さなギャラリーがあったとして、入るか?と言われたらほとんど入ることは無い。目当ての展示があって出かけることはよくあるけど、飛び込みではあまりない。ほとんどの日本人はそうじゃないかなとも思う。ましてはいきなり絵を買うか? そこらへんがアートやデザインに対しての考え方、生活との距離感の近さなのではないかと思った。作品を購入してくれた人と話をしたが、つい最近引っ越しをしてベッドルームに飾る絵をずっと探していたらしい。その絵がぼくの絵になったということだ。まさか売れるとも思っていなかった。最高の気分だった。つづく…

 日本は「かわいい」という文脈のカルチャーが根付いている国だと思う。過去から現在に至るまでかわいいものへの関心が高いと思う。ぼくもかわいいものが好きです。写真は申(猿)がモチーフの土鈴です。絵付けも形も極めてシンプルでかわいい。全国津々浦々で干支にまつわる土鈴は作られていて、神社やお土産やさんなどで売られています。ただ、ぼくのかわいいへの基準があり、甘すぎたり、やりすぎていてあざといものはノー。有機的で素朴でどこか悲しげなものが好みです。

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