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Unity Is Power : Joe Higgs

 ジョー・ヒッグス 。ご存知レゲエの父と呼ばれる存在。ドキュメンタリー映画「ROOTS, ROCK, REGGAE」の「There’s A Reward」の弾き語りのシーンにはシビれました。ここ日本でもライブや選挙などで歌い継がれ、人の心を動かす、まさにエバーグリーンな音楽を作り出した人物です。

 セカンドアルバム「Unity Is Love」も素晴らしく、幅広い楽曲はもちろん、ジャケットのアートワークからも色褪せないセンスを感じます。コンシャスなアルバムでありながら、パーッと優しく包み込むような雰囲気のジョー・ヒッグスの優しい佇まい。調和のとれたカラフルな色づかい。タイトルのデザインや、裏面につづいていく背景もグラフィカルで1978年当時の味わいもありながら、全く古臭さを感じないデザインです。そうなってくると気になるのが、この絵の作者らしき「Granville McGibbon」という左下のクレジット。

 こんなときこそ役に立てたい、インターネット。本人の消息などはいっさい分からずでしたが「G.McGibbon」とクレジットされた植物の絵が検索に引っかかりました。Estyで出品されているもので、どうやらワシントンの古本屋が、埋もれた古書から挿し絵のページだけを抜きとり、ポスターのように額装して販売してる商品の中の一枚ようです。1960年代のものだし、ジャマイカの本だし、どこか南国っぽく温かみのあるこのタッチはまさに、ジョー・ヒッグスのジャケットを手がけた「Granville McGibbon」その人のもので間違いなさそうです。描かれているモチーフは「LIGNUM VITAE(リグナムバイテ)」というジャイカの国花で、生命の木を意味する常緑樹ということです。これまた、エバーグリーン。カリブの島の風土で生まれるものには、そういった生命力が宿っているのかもしれませんね。ちなみにこの絵、すでにSOLD OUTということで、購入した人は、もしかしてジョー・ヒッグスを好きな人かもしれませんね。しかし額装のバランスが気になるなー。

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Unity Is Power : Joe Higgs

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